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2011、新潟
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2012」の一環で主催されたコンペティションで、2011年3月の東日本大震災で全壊したオーストラリア・ハウス(オーストラリアのアーティストが滞在し、作品を制作・発表する拠点)を設計するもの。
(提案主旨)
地上に建物を建てることで失われがちな豊かな自然環境に対し、建物全体を半地下に埋めることで、地形の特徴を最大限に生かし、一番使用頻度の高い夏場の環境にも配慮している。また、スロープにより地上との空間的連続性も確保している。
3枚のコンクリート壁を主な構造とし、その間の2つの空間を内外のアトリエ兼ギャラリーとしている。内部空間は、木造の屋根を掛けることで、予算内での建設を可能にする。
前面道路からは、コンクリートの壁だけが、アート作品のように見えるのみである。
■住居・アトリエ・展示施設
敷地面積:1030.84㎡
建築面積:130.00㎡
延床面積:130.00㎡
地上1階建て